Lesson2-5 作り方でのカクテルの分類②

Lesson2-4で紹介したように、作り方でカクテルはさまざまな分類と名称があります。本Lessonではさらにカクテルの分類を引き続き紹介していきます。

 

【フィズ】Fizz

ジンフィズ/Mariyana M/Shutterstock.com

ジンフィズ/Mariyana M/Shutterstock.com

蒸留酒や混成酒をベースとして、柑橘系の果物の果汁やグレナデン・シロップ等の甘味を加えて炭酸水で割ったものです。フィズの名前の由来は、炭酸の弾ける音から来ていると言われています。

 

【プース・カフェ】Pousse cafe

nanka/Shutterstock.com

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それぞれの材料を比重の重いものからグラスに注いでいき、混ざらないように2種類以上の層にするスタイルです。飲む際にストローを使えば、好みの味から楽しめます。

 

【フラッペ】Frappe

グラスにクラッシュド・アイスを詰め込み、そこへ材料を注ぎ込んだものです。フラッペとはフランス語で「冷たくしたもの」という意味で、暑い夏場にぴったりなドリンクです。

 

【フローズン】frozen

erkanatbas/Shutterstock.com

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バー・ブレンダーというミキサーにクラッシュド・アイスと材料を入れてシャーベット状にしたものです。こちらもデザート感覚でいただける夏にぴったりのドリンクです。

 

【フロート】

フロートとは、「浮かべる」という意味です。2種類の材料を比重を利用し、重いものから注いで2重の層にしたスタイルのカクテルです。

 

【ミスト】

オン・ザ・ロックで使用するオールドファッションド・グラスにクラッシュド・アイスを詰め込み、材料を注いだ後グラスの表面が曇るまでよく混ぜたものです。味わいはオン・ザ・ロックと水割りの中間のような位置づけです。

 

【リッキー】Rickey

ジンリッキー/Ivan Mateev/Shutterstock.com

ジンリッキー/Ivan Mateev/Shutterstock.com

蒸留酒をベースにレモンやライムなどの果肉を絞り入れ、炭酸水で割ったものです。マドラーで果肉を潰しながら飲みます。自分で果肉を潰しながら飲むことで、飲みながら味を調節することができます。

 

以上がカクテルの分類となります。

基本的に、カクテルの名称はベースになるお酒+作り方となっています(もちろん例外もたくさんあります)。

たとえば、「ジン」をベースにLesson2-4で紹介した「バック」という作り方でカクテルを作ります。そうすると、カクテルの名称はジン(ベースになるお酒)+バック(作り方)になり、ジンバックというカクテルが完成します。

なので、好きなお酒、あるいはその日の気分や体調に合わせてお酒を選び、お好みの作り方でオーダーすれば自分の飲みたいカクテルが注文できるというわけです。

 

 まとめ

作り方を理解していれば、自分の好みにあったカクテルが見つかりやすくなります。

また、メニューを見てカクテルを選ぶ際にも味の想像がしやすく、初めて注文するカクテルでも失敗することがなくなるので、よりカクテルを楽しむことができるようになるというメリットがあります。

カクテルマイスターとしての第一歩は、カクテルを愉しむこと。お好みのカクテルや分類を見つけていきましょう。

 

Lesson2確認問題

ここからLesson2の確認問題が行えます。復習して知識を定着させましょう。