カクテルにおいて重要な要素は、まず第一に味があります。しかしそれだけではなく、カクテルは目で見て楽しむものでもあり、見た目も重要な要素となります。
ここではカクテルデコレーションについて学習していきましょう。
カクテルデコレーションの要素
カクテルを彩る要素としては、下記のものが主な要素となります。
- リキュールなど着色のある飲料
- フルーツ
- 砂糖や塩
果物の場合には、カットしてグラスに刺したり、鳥や花の形に成形して飾ったり、チェリーなどの場合にはカクテルピンに刺してそのままカクテルに入れたりする方法があります。果物の切り方などは、スライスやカット(くし切り)などが主流です。
果物の切り方に関しては、自分流にいくらでもアレンジ可能ですので、自分が気に入った形をメモするなどいろんなバリエーションを少しずつ試していきましょう。
カクテルデコレーション・スノー・スタイル
ここまでにも何度か登場した「スノー・スタイル」。
グラスの縁を塩や砂糖でコーティングする技法です。まるでグラスの縁に雪が積もったように見えることからスノー・スタイルと呼ばれています。
スノー・スタイルを使う際には、グラスの縁をレモンなどのフルーツの果汁で濡らして、皿に広げた塩や砂糖にグラスを逆さまにして付着させるのが主流です。
またグラスの縁だけではなく、グラスの側面にスノー・スタイルを施している場合もあります。その場合にも、レモンの果汁などでスノー・スタイルをしたい場所を濡らし、そこに砂糖や塩を塗ります。バー・スプーンを使用すると塗りやすくなります。
この他、果汁の代わりにグレナデン・シロップを使って色を出したり、ココアパウダーを使用したスノー・スタイルもあります。シロップやリキュールを使って幅が広いスノー・スタイルを作ることをコーラル・スタイルと言います。(※コーラル=珊瑚礁)
スノー・スタイルを使ったカクテル
実際にスノースタイルのカクテルには様々なバリエーションがあります。基本のカクテルレシピの応用編として試してみましょう。
ソルティー・ドッグ
マルガリータ
コーラル・スタイルを使ったカクテル
ピカデリー・ナイト、フラミンゴ・レディなど。
まとめ
カクテルをより楽しむ為にデコレーションは非常に重要です。基本のカクテルレシピが作れるようになったら、バリエーションを増やし自分のオリジナルのデコレーションを考えてみましょう。



