Lesson6−2 カクテル作りの基本

カクテル作りの基本の混ぜ方には、Lesson6−1で学習したビルドとステア以外にも幾つかの技法があります。

 

シェーク

Kondor83/Shutterstock.com

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シェークとは、シェーカーという道具を使って材料を混ぜ合わせる方法です。シェークで材料を混ぜ合わせると、材料を十分に冷やしたり、味をまろやかにすることができます。

その効果を発揮させるには、正しい手順でシェークすることが重要になります。

【シェーカーの正しい持ち方】

①シェーカーのトップ(蓋の部分)に利き手(右手)の親指を乗せ、しっかり押さえます。
②人刺し指と小指でシェーカーのボディを挟むように持ち、残りの指を添えてしっかり固定します。
③左手の親指をストレーナー(トップの直下にあるくびれのある部分)の肩の部分にあてて、中指と薬指でボディの底を押さえます。

【シェイクの仕方】

①ボディに計った材料を注ぎ入れ、8〜9分目まで氷を入れます。
②ボディにストレーナーとトップをかぶせ、シェーカーの正しい持ち方の手順通りに持ち、胸の前で構えます。
③シェーカーを斜め上に突き出し、胸の前の位置に戻します。
④シェーカーを斜め下に突き出し、胸の前の位置に戻します。③と④をスムーズに4〜5回繰り返します。
⑤トップを外しストレーナーの部分を利き手の人差指と親指で押さえながらグラスに注ぎます。

 ポイント

  • シェーカーを持つときは、熱が伝わると中の材料に影響してしまうため極力手のひらを当てないようにしましょう。
  • 混ざりづらい材料(卵やクリームなど)を使うときはシェイクする回数を2倍に増やすとよく混ざります。

 

ブレンド

ブレンドとは、バー・ブレンダーという道具を使ってフローズン・スタイルのカクテルを作るときなどに氷をカクテルに溶け込ませる方法です。

バー・ブレンダーとは、早い話がミキサーのことです。家庭で作るなら専用のバー・ブレンダーではなく家庭用のミキサーで十分代用できます。

Maxx-Studio/Shutterstock.com

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【ブレンドのやり方】

①バー・ブレンダー(ミキサー)に計った材料とクラッシュド・アイス(Lesson7−2にて解説します)を入れます。
②蓋をしっかりと閉めてスイッチを入れ、混ぜ合わせます。氷の音が消えたら一度中身を確認しましょう。
③混ぜあわさったらスイッチを切り蓋を開け、グラスに中身を掻き出します。

 ポイント

  • フルーツを使う場合には、フルーツ→氷→材料の順に入れると変色を防ぐことができます。
  • 混ぜ時間や氷の量に十分注意しないと、思った通りの仕上がりにならないことがあります。

 

まとめ

カクテルの作り方において、混ぜ方は重要です。混ぜ方はカクテルや使用する材料によって使い分けていきましょう。最初はうまくいかないかもしれませんが、回数を重ねることでしっかりとマスターしていきます。