Lesson5−5 カクテルグラス

バーへ実際に行くと、いろんなカクテルを試してみたくなりますね。そしておそらく、カクテルによって使用されているグラスには様々な種類があり、お酒によりグラスが異なることに気がつかれるでしょう。

Lesson5-5ではカクテルグラスの種類についてご紹介していきます。

グラスには、それぞれ使用用途を分ける意味があります。こちらもバーの開店を目指す方には必須の知識となりますので、楽しんで学習していきましょう。

 

ロング・ドリンクに適しているグラス

wild wind/Shutterstock.com

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【オールド・ファッションド・グラス】

gresei/Shutterstock.com

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口径が広く背が低いのが特徴的なグラスです。
口径が広いため、大きめの氷が入るのでオン・ザ・ロックで飲むときによく使われます。そのため、別名「ロック・グラス」ともいいます。

 

【コリンズ・グラス】

背が高く、口径が狭いのが特徴です。(※3段左2)
口径を狭くしているので炭酸が抜けにくく、ソーダや炭酸系のドリンクを使ったカクテルに向いています

 

 

ショート・ドリンクに適しているグラス

【カクテル・グラス】

Andreas Argirakis/Shutterstock.com

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一般的なカクテル・グラスは逆三角形の形をした器に脚がついています。(※2段目右2)
逆三角形ではなく丸みを帯びたタイプのものもあります。

 

【リキュール・グラス】

リキュールやウォッカ、テキーラなどをストレートで飲むときによく使われます。(※2段目右4)
「コーディアルグラス」とも呼ばれます。

 

【シャンパン・グラス(ソーサー型)】

Brent Hofacker/Shutterstock.com

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名前の通りシャンパンを飲むときにも使われますが、フローズン・スタイルのカクテルにもしばしば使われます。(※1段目右1)

 

【シャンパン・グラス(フルート型)】

キールロワイヤル/Anthony J Damico/Shutterstock.com

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よく見かける縦長の口径の狭いシャンパングラスです。(※1段目右2)
口径を狭くしたことにより、炭酸が抜けにくいのが特徴です。また、縦長であるためシャンパンの炭酸の泡が綺麗に見えます。

 

【ゴブレット】

全体的に大振りで、口径が広いのが特徴です。
ビールやソフトドリンクなどに使われますが、氷をたくさん入れたい場合にも使われます。

 

【シェリー・グラス】

シェリー酒を飲むために使われるグラスです。(※2段目左1)

 

【サワー・グラス】

主に炭酸で割ったサワー・スタイルに使われるグラスです。

 

【プースカフェグラス】

プース・カフェ・スタイルという材料を層にして作るカクテルスタイルの時に使われるグラスです。材料の層が美しく見えるようになっています。(※3段右1)

 

【ブランデー・グラス】

baibaz/Shutterstock.com

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チューリップのように口がすぼんでいるのが特徴のグラスです。
ブランデーを注いだ時に、ブランデー特有の香りを外に逃がさないようにするためにこのような形をしています。

 

このように、グラスの形にはそれぞれ意味があるのです。自分のお店の開店時にはもちろん、カクテルマイスターとして、バーに行った時などに友人にスマートに披露すれば、一目置かれる存在となるでしょう。

 

まとめ

カクテルごとに相性の良いグラスがあり、使用用途を分けるにはそれぞれに意味があります。カフェやバーのオープンの際、また自宅でカクテルを作る際にも、グラスごとに分けてカクテルを愉しむことで、家飲みや女子会のオシャレ度がアップします。

 

Lesson5確認問題

ここからLesson5の確認問題が行えます。復習して知識を定着させましょう。